博士(学術) 筒井 香
(Kaori Tsutsui, Ph.D.)
日本スポーツ心理学会認定
スポーツメンタルトレーニング指導士
2005年 大阪府立天王寺高等学校 卒業
2010年 大阪教育大学 教育学部教養学科 人間行動学専攻 卒業
2012年 奈良女子大学大学院博士前期課程 人間行動科学講座 修了
2015年 奈良女子大学大学院博士後期課程 人間文化研究科 修了
2015年 博士号(学術)取得
大学院修了後は、大学で助手を務めた後、
スポーツ心理学を活用した研修会社に研究員として就職し、
トップアスリートのメンタルトレーニングや
テレビ番組の心理学監修を行った。
現在は独立し、2020年株式会社BorderLeSSを設立。
現在の活動
育成年代の選手や、プロスポーツ選手、車いすバスケットボールなどのパラリンピックを目指す選手の皆さんをはじめ、スポーツ分野に限らず、パフォーマンス向上を目指すビジネスパーソンの皆さま、そしてストレスをエネルギーに変えてメンタルヘルスの向上を目指す皆さまに、「しなやかなメンタル」づくりに向けた思考習慣のトレーニングを行う。
アスリートキャリアアドバイザー(平成27〜29年度のスポーツ庁委託事業「スポーツキャリアサポート推進戦略」アスリートキャリアアドバイザー育成研修プログラム修了)として、全国各地で、未来のアスリートの子どもたちやその保護者の皆さまに、スポーツと学業の両立を促すプログラムの提供を行う。
その経験から、スポーツを頑張る親の学び舎「スポスタ」を立ち上げ、子どもの包括的な人生設計に重要な理論と実践方法を伝えている。
また、笹川スポーツ財団の研究助成を受け、学生アスリートの学業とスポーツのデュアルキャリアを実現するのに必要な心理的スキルを探索する研究を行う。
2019年週刊ゴルフダイジェスト、日経DUAL等の取材では心理学に基づく解説を行う。
2016年NHKミラクルボディ、2018年NHK超人たちのパラリンピック等ではスポーツ選手へのインタビューや心理分析を担当。
モットーは、心理学という学術的根拠に基づく、実践的なメンタルトレーニングを提供すること。
複数の大学で非常勤講師を務めながら、実践活動の自己研鑽のため、研究活動や学会発表、論文投稿も行う。
主な研修テーマ:
メンタルトレーニング、実力発揮、セルフアウェアネス(自己認識)、ストレスマネジメント、メンタルヘルス、
感情のコントロール、多様なポジティブシンキング、モチベーション、集中、チームワーク、行動変容、
アンコンシャスバイアス、ヒューマンエラー対策
大切にしていること
人間行動学、臨床発達心理学、スポーツ心理学などの心理学から「人間の特性」を広範に学び、また、博士論文では、“個別性を重んじたポジティブシンキングの多様性”に関する理論を構築しました。
こうした学問背景から、どのような職種、競技の方にも、人としての“共通性を重んじる”と同時に、「世界に同じ人は一人としていない」という“個別性を重んじる”、この両側面を肝に銘じています。
トップアスリートや医師など、経験を積まれた方へのメンタルトレーニングでは、さらにオリジナルの心理的スキルを自ら作り上げるために必要な、自分を知ることや理論の使い道をガイドするアプローチを大切にしています。
個人特性や競技・職種特性に応じたアプローチができる自分であるために、日々精進しています。